• ソックリさんが多すぎるゴムワッシャー

    ゴムワッシャーとは、防振を目的に用いられるドーナツ状の薄いゴム板で、防振ゴムのうち、比較的小さいものになります。

    具体的にはM3〜M24までの大きさが一般的です。

    身近なところでは、ホームセンターやパソコンの自作パーツのコーナーで見ることが出来ます。



    形状が似たような製品には、パッキン、ゴム足、電気分野におけるグロメットが挙げられますが、それぞれ用途が違うので区別されます。
    パッキンは主に気密、防水を目的として使われます。

    ゴム足も形状が似ており、防振、防音の目的で使われるものですが、ゴム足はゴムワッシャーに比べて厚みがあり、主に機器外装の接地面で使われます。グロメットは機器外部へケーブルを引き出す際に、外装の穴の縁でケーブルの損傷を防ぐために使われます。

    また、ボンデルワッシャー、ボンデッドワッシャーと呼ばれる、金属とゴムが一体化した丸ワッシャーもありますが、主に工場や倉庫の屋根や外壁をドリルスクリューで締結する際にネジ穴への防水に用いられます。パッキンに近い性格と言えるでしょう。


    ゴムワッシャーの代表的な材質としては、耐油性に優れたNBR(ニトリルゴム)、絶縁性に優れるEPDM、平均的な性質を持つCR、耐熱及び耐寒性に優れたシリコーンゴム等が挙げられます。



    ニトリルゴムは、使い捨ての手袋にもよく用いられる素材です。



    いずれも天然ゴムに比べ、耐候性、耐老化性に優れていますが、特殊な環境で用いる場合、各素材の物性の違いに留意が必要です。